【無料】オンラインで読めるオフィシャルな村上春樹の文章
村上春樹のさわやかな文章が好きでよく読んでいる。文章がうまくてものすごくかっこいいこともかけるのに、たまにとぼけたこともかけるから、まったくもう、と思う。
だけど、オンラインで無料で読めるのは意外と少ない。中国のサイトにはどうもあやしい感じでアップロードされた小説の抜粋はあったけど、そんな形で読むのは粋でない。村上主義者の風上にすらおけない
僕の調べた限り、オンラインでフリーで読めるのは以下の2箇所。
村上さんのところ(facebook)
https://www.facebook.com/murakamisannotokoro/
村上春樹さん | 東京ヤクルトスワローズ
https://www.yakult-swallows.co.jp/pages/fanclub/honorary_member/murakami
村上春樹の通っている本屋
先日大幅に店舗縮小をした新宿のタイムズスクエアにある紀伊国屋新宿南店が村上春樹の通っている本屋だと思っていた。知っている村上主義者(巷でいうハルキスト)何人かに確認したところ、実は新宿東口にある新宿本店の方らしい。
ネットで調べても、調べ方が悪いのか情報が出てこない。確か「むらとこ」で答えていたと思うのだけど。ネットをする村上主義者ってあまりいないのかな?
- 作者: 村上春樹,フジモトマサル
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2015/07/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2015/07/24
- メディア: Kindle版
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はじめに
辞書を読もうと思う。
辞書を読むのはまっとうな趣味ではない。マイナーで、暗く、こつこつ一人でやるものだ。だけど、最近は少しずつ陽の目を浴びてきている。こんな本が出たのだ。
Reading the OED: One Man, One Year, 21,730 Pages
- 作者: Ammon Shea
- 出版社/メーカー: TarcherPerigee
- 発売日: 2009/05/05
- メディア: ペーパーバック
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神によって偏屈を多めに植え付けられたこの青年は、OEDを読むというまっとうな人間には思いつかない趣味に没頭し、1年の貴重な時間と良い視力を犠牲にした。どうにかしている。偉業である。
僕は、この数年間ずっとOEDを読もう、読もうと思ってきた。しかし、なにかにつけて後回しにしてきた。その理由は、まず、読んでしまったら最高の楽しみを失ってしまうのではないかと考えてしまったこと、そして、僕のようなベテランの辞書愛読家でも、やはりOED、その徹頭徹尾、圧倒的な存在感に怖じ気づいてしまっていたことにある。
(中略)
しかし、そもそもこういったことは、辞書を読まずにいる正当な理由とはなりえない。だから、僕はOEDに挑戦するという課題を自らに課すことにした。
「だから」の前後のつながりがおかしいのだが、厳密な論理性など情熱の前では紙風船のように非力である。
敬愛してやまない語学の達人、関口存男も「原書を引きながら辞書を読め」(ドイツ語大講座第6巻, S.200)と言っている。
だから、僕も辞書を読もうと思う。この箇所の前後のつながりもおかしいのだが、厳密な論理性など情熱の前ではやはり非力である。