中国語の辞書は『中日辞典』で決まり!
中国語は学び始めの段階では大変苦労の多い言語だと思います。
日本人だと習得が比較的楽と言われていますが、それは欧米人に比べて漢字を知っているから楽なのであって、とても大きなアドバンテージではありますが、やはり骨が折れることには変わりません。
なにせ生半可に漢字が分かるだけあって、何となく意味は分かる(場合もある)。だけどどう読むかは分からない。そして辞書で漢字の調べ方が分からない。こういう時に、小学校で部首を勉強しておいてよかったと思います。
「行」という漢字を見てもhángかxíngかわからない。「楽」という字を見てもlèかyuèかわからない。日常使う単語ではめったに出てこないけど固有名詞ではよく見かける弘(hóng)や鑫(xīn)といった字を調べてピンインが分かり、音読できるようになってから、初めて辞書が引けるのです。
その点、アルファベットをそのまま辞書で引けばいい表音文字を使っている欧米の言語や朝鮮語、ベトナム語、タイ語などとは勝手が違います。
そんな中国語学習者の導きの糸となる辞書と言えば、やっぱり『中日辞典』が一番です。
学習用
学習用に机の上に置いておいたり、学校に持っていくのであれば、少しお値段はしますが『中日辞典』が一番です。
高いというのであれば、『プログレッシブ中国語辞典』もいいと思います。
携帯用
普段カバンの中に入れて持ち歩く、旅先に持っていく、といった用途の場合はコンパクトな辞書が一番です。私は『デイリーコンサイス中日・日中辞典』を使っています。中→日だけじゃなく、日→中もあるのが便利ですね。